アンサンブル・クリッセ
ヴィオラ:矢崎 裕一
東京都生まれ。東京音楽大学ヴィオラ科卒業後に渡独、マンハイム音楽大学ヴィオラ科、室内楽科(弦楽四重奏)を修了。在学中よりハイデルベルク市立劇場管弦楽団、その後マンハイム国民劇場管弦楽団、ビーレフェルト・フィルハーモニー管弦楽団、ハーゲン市立劇場管弦楽団に所属。トーマス・ファイ、ヨハネス・クルンプ指揮のハイデルベルク交響楽団、マンハイム・モーツァルト管弦楽団の首席奏者としてハイドン交響曲全集、メンデルスゾーン交響曲全集などのCD録音に参加、サリエリの序曲、舞台音楽集は2011年米グラミー賞最優秀オーケストラ・パフォーマンス部門にノミネートされた。現在はドイツ・マンハイムを中心にラインラント=プファルツ州立フィルや、マンハイム国民劇場、シュトゥットガルト州立歌劇場、カールスルーエ・バーデン州立劇場、ハイデルベルク市立劇場、カイザースラウテルン・プファルツ劇場などのオーケストラに客演する傍ら、古楽器奏者としての活動に積極的に取り組み、コンチェルト・ケルン、ケルン・アカデミー、ラルパ・フェスタンテ・バロックオーケストラ・ミュンヘン、マイン・バロックオーケストラ・フランクフルト、ノイマイヤー・コンソート、カールスルーエ・バロックオーケストラなどで、バロックから後期ロマン派に至る作品のピリオド楽器による演奏に数多く参加、南西ドイツ放送主催のシュヴェッツィンゲン音楽祭の一環で行われたマンハイム城所蔵の18世紀マンハイム楽派時代の楽器による弦楽四重奏のコンサートにてミドリ・ザイラーと共演。演奏活動以外にも、大学オーケストラの指揮、指導、そしてCDのライナーノート、演奏会のプログラムの執筆活動も行なっている。これまでにヴィオラを河合訓子、小林秀子、ヴォルフラム・クリスト、デトレフ・グロース、室内楽をスザンナ・ラーベンシュラーク、マーティン・ロヴェット、古楽演奏法をミドリ・ザイラー、クリスチャン・ゴーセス、ウェルナー・ザラーの各氏に師事。